私が悪いのです
ですから、私は何も言いません
貴女に全てを話すように迫ることも 私の全てを話すことも
もう、何もしません
羞恥と恥辱にまみれたこの手で、どうして貴女を触れましょう
どうか、白いままでいてください 純粋なままでいてください
たとえそれが偽りの白さだとしても
貴女だけはそれを信じて真っ直ぐに突き進んでください
その先に何があろうとも、自分の信じたことを疑わないでください
万が一にでも貴女が助けを求めるなら、誰より早く駆けつけます
貴女の前に跪き、全てを知っても知らない振りをします
貴女を思ってのことではありません。
貴女を盲信することが、かつての自分が存在したことの証明になるという、醜いエゴイズムです
その証明は、私のしたことを忘れさせないでくれましょう
それは惨めさを忘れさせずに、私を贖罪に駆り立てるでしょう
永遠に
ですから仮令貴女が私を憎もうと蔑もうと嘲笑おうと罵ろうと、私は、
それでも君を愛している。と嘯くのです。
(それは愛とも恋とも言えないでしょうけれど)