忍者ブログ

それでも君を*****。

(愛か恋かも分からないけれど)

2024.11│123456789101112131415161718192021222324252627282930

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

6月26日船頭多くして船山に登る

エースのジャージを引っ張った。
振り返って、に、と笑ったものだから、私は舌を出した。エースも舌を出した。笑っていた。

優しさに甘えて、それで簡単に作られる人間関係は、他人行儀な優しさ、そして社交事例であるが、果たして幸せなのだろうか?
私はエースを観察している。永遠を観察している。感情が含まれないからこそ楽なのだ。(執着は敗北だ)狐や世紀の話を私は生かさなければならない。

二人のエースが潰れなければ良い。私にはエースに
言うことがあった。





その放課後、ぼんやりとバレーを見ていると、「どうもです!」と、エースが呼んだ。私は、気がつかなかった。見られていると思ったのだろうか?見ていたのだろうか?全く気がつかなかった。確かに私は味方に絡みすぎた。

エースは笑い続ける。彼女は非常に内向的だ。



彼女は私の眼鏡をかけて、梨の眼鏡をかけた。眼鏡を変えれば良いのに、と思ったが、今のままで良いと思い直した。
此方をむいてハートを作った旧友に、半ばやけくそのように手を振った。
べたべたとして、何がしたいのが訳が分からない。ただ、早々に戦線離脱した彼女は賢かったと思った。

梨も星も勿体無い。
私は、赤か狐のチームであったら、きっとこのやる気も空回らなかったろうに。




「正直やりがいがないのです」
「どうして?」
「エースや永遠が入れてしまうから。私が頑張らなくても勝ててしまうんです」
「でも、「――――――」
思いの外彼女は深刻に受け取ったようで、彼女は困ったように話し出そうとしたから、それに被せるように私はまた、話し始めた。

彼女に理解できても、それは無意味だった。

拍手

PR
*COMMENT-コメント-
*COMMENT FORM-コメント投稿-
  • この記事へのコメント投稿フォームです。
Name:
Title:
Mail:
Url:
Color:
Decoration: Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
Message:
Pass: ※編集時に必要です。 
*TRACKBACK-トラックバック-
  • この記事のURLとトラックバックURLです。
  • 必要に応じてご使用くださいませ。
この記事のURL▼
この記事のトラックバックURL▼
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
カウンター
ブログ内検索
アクセス解析