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敵は語気荒く私に接した。
怖いのだ、と彼女に言うと、「ああ、それはむかつくね」と機嫌好く笑った。とにかく、気持ちが悪いくらい機嫌が好かった。
船頭や星やエースも似たような目に合っているらしい。
エースは信念を持ってそれに立ち向かっているようで、私は純粋に感動した。(その中に明らかに東と思われる人間の話が出た。できれば彼女でなければ良いと願った)
『エースに教えてもらったと東が言うから、東に教えてと言った。でも教えてくれなかった!』
私の告げ口を聞いた彼女は、ひょうきんに東の元へ向かった。
おそらくそのときも、素振りを見せなかっただけで、エースは怒っていたのだ。そう、今日と同じように。
勝ちたいと強く願っている。しかしそれは敵の敗北を望むこととは全く違う。
シロツメクサの時から、恐らく予想通り知っていた。
星。彼女は対応に困っているし、心臓の考えることは今は分からない。
私は、運悪く、あるいは運良く、聞いてしまったのだ。