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それでも君を*****。

(愛か恋かも分からないけれど)

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嘘吐きと偽善者の茶番劇 2

校庭に集まったからといって点呼はしないだろうし、酷く混乱する筈だ、と言う意見は一致した。
「何か言われても、『気分が悪かったので保健室に行ってました』ですむことだよ」
野次馬は楽観的に言った。
「で、何があったんだよ?その口ぶりだと何かを知っていそうだけれど」
「まあね」
正義漢は頬に笑みをたたえながら、フェンスに預けていた背中を起こした。五階分下の喧騒が此処まで聞こえてくる。
「この一週間、二人で聞き込みだの張り込みだの、情報収集をしていただろう?それらを総合して論理的に組み立てて、あれこれ予想を立ててきたけれど」



一週間前に起きた盗難騒ぎ。犯人を探すと誓った人間と、好奇心からそれに便乗した人間がいた。二人はお互いにお互いを揶揄して、戯れのあだ名をつけた。



「その結果が出たってことさ」
正義漢はタンクの後ろを指差した。
 

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